これはダッチオーブンのイノベーションだ。岩手製鉄ダクタイルダッチオーブン

レビュー
19,800 円(税込)
購入はこちら

鉄製のダッチオーブンといえば、熱伝導性と蓄熱性の良さを生かし、焼く、煮る、揚げると何にでも使える万能調理器。が、その反面、重く、錆止めのお手入れが必要なため、キッチンで毎日使うタイプの製品ではありませんでした。

今回はそんな常識を覆す岩手製鉄ダクタイルダッチオーブンを送っていただきました。

このダクタイルダッチオーブン、従来製品より格段に軽い上、特別なお手入れは不要。洗剤はもちろん、食洗機も使えるという、ダッチオーブンの弱点をきれいさっぱり取り除いた魔法のような製品です。

届いたときは、そんなダッチオーブンありえるのか?と半信半疑でしたが、使っていくうちに、なぜこのイノベーティブなダッチオーブンを岩手の製鉄メーカーが作れたのか。という理由が見えてきました。

ダクタイルダッチオーブンの特徴

薄く作れるってすごい

本体重量は約1.5kg。片手でらくらく持てる重さです。満水容量は1.2Lと、ダッチオーブンとしては小ぶりなサイズ。

驚異的な軽さは厚さ1.6mmという薄肉化技術のおかげ。

鋳造はドロドロに溶かした鉄を砂型に流し込んで製造するのですが、薄い製品を作るためには高い技術と経験が必要になります。

従来のダッチオーブンが分厚く重い理由がここにあって、薄く作ること自体の技術的ハードルが高いんです。

薄いけど強い

もし薄く作れたとしても、普通の鉄では鍋としての強度が保てません。

そこでこのダッチオーブンは水道管など、耐久性が求められる製品に用いられてきた“ダクタイル”という技術を使い、強度を上げています。

窒化・酸化処理がすごい

また、このダッチオーブンは錆防止のために、船舶や車両など耐久性と防錆性が求められる分野で用いられてきた窒化酸化処理を加えており、洗剤はもちろん、食洗機も使えるようになりました。

さらに、ザラリとした鍋肌の凹凸処理が食品との接触面積を少なくし、焦げ付きを防いでくれます。まさに計算の極み。

岩手製鉄だからできたイノベーション

薄肉化・ダクタイル・窒化酸化処理、先端産業で使われるなら理解できますが、キッチン用品に使うのはあまりにオーバーテクノロジー。

一体、誰がこの製品を作っているのか気になって、調べてみました。

このダクタイルダッチオーブンは、鉄のまち岩手で70年以上、鋳物や精密加工事業を営んできた岩手製鉄が、持てる技術を惜しみなく注いで制作したそう。

素材は「鋳鉄」のみ。それなのに、軽く、錆びにくいダッチオーブンを作れたのは高い技術力と鉄を知り尽くした長年の経験によるものなんですね。実に納得。

色々な調理を試してみる

岩手製鉄を信じ、普通のダッチオーブンが苦手とすることにチャレンジします。

蕎麦を茹でる。

従来の鉄製ダッチオーブンは、錆止めの油が湯中に溶け出すので、繊細な風味のものを茹でるのには向いていません。このダッチオーブンならそんなこと気にせず、なんでも茹でられます。今回は風味が命の信州そばを茹でてみました。

満水容量1.2Lなので、そば1,2束くらいであれば一度に茹でられます。カレーなら5皿分といったところでしょうか。

直火、ガスはもちろん、IHでも使えます。使う場所も選びません。

当たり前ですが、美味しく茹でられました。普通のダッチオーブンならこうはいきません。

使い終わったら、そのまま食洗機にイン!

お手入れに気を使わなくていいって、ほんとストレスフリー。

もちろん、食洗機から出しても錆びていませんでした。

ただ、保管する際は、他の食器と同じように水分を拭きとってからにしましょう。

普段使いのココットとして

お手入れの楽さが実感できたので、日常の料理にも積極的に使ってみました。

いちばん感動したのがたまごスープ。火を止め、溶いたたまごを落とすと、自然にふわふわと火が通ってくれる。鉄がぐっと熱を蓄えていてくれるので、上手なたまごスープが簡単に作れます。

すごく単純なことなのですが、薄いステンレス鍋だと、こうはいかないんですよね。

道具ひとつでここまで違ってくるのかと驚きました。

ココットとして、毎日レギュラー入り確定です。

アウトドア用倉庫からキッチンカウンターへ電撃移籍。

もちろんオーブンとして

今度はダッチオーブンの主戦場、BBQで使ってみます。今日は子どもたちが大好きなチーズポテトを作ってみました。

鍋肌に軽くバターを塗って、下茹でしたジャガイモとチーズを敷き詰めます。

それを何層にも重ね、最後に真っ赤な信州産パプリカ「ガブリエル」をいれました。ちなみに生で“ガブリ“といける美味しさだから「ガブリエル」だそう。さらに最後に追いチーズをして炭火へ。

写真はアウトドアでは定番の焚き火台、ユニフレーム「ファイアグリル」です。ロストルの1/4くらいに収まります。一般的なサイズの焚き火台であれば、問題なく載るサイズですね。

これならメインでお肉を焼きながら、副菜はこのダッチオーブンで調理できます。

このサイズのダッチオーブンって、どちらかというとコレクターズアイテムの趣があり、実用性が低かったですが、これなら十分使える感じ。

ダッチオーブンらしく炭を蓋に乗せる上火もできます。

上火する際の注意点は、蓋にフチがついてないので、開ける時は灰が入らないよう、炭を下ろしてからの方がいいです。と言ってるあいだにチーズのいい香りがしてきました。上火すると火の通りが速くていい。

完成!さすがの鉄、火から下ろした後も長いあいだグツグツと煮えていました。チーズって冷めると途端に味が落ちるので、この保温性はうれしい。期待していた以上の働きです。

アツアツのオーブンにトロトロのチーズ、普段からよく作る料理も、眼から入ってくる情報が違えば、子どもたち食べっぷりも違ってきます。

疑いなく最高の逸品

サンプルが届いたときは「ほんとに軽くて錆びにくいダッチオーブンなんてあるのか?」と半信半疑でした。でも、使うたび、洗うたびに岩手製鉄さんの技術力の高さを実感し、気づけば日常的に使うようになっていました。

ダッチオーブンにイノベーションを起こしたのが、既存のアウトドアメーカーではなく、研ぎ澄まされた技術を持つ岩手の製鉄所という下町ロケットな話もグッときたのも理由の一つ。

アウトドアで使えるのはもちろんのこと、スープやシチューなど、毎日のキッチンで存分に力を発揮してくれそうです。特に私がおすすめしたいのは日常使いの決定打になったフワフワたまごスープ。

購入された際はぜひ一度試していただきたいです。

購入はこちら(クーポンあり)

【10%OFFクーポン: koji-10 】

レビューを最後まで読んでいただきありがとうございます!本記事でレビューした商品に使用できる「会員限定10%OFFクーポン」を配布中です!STAMP WORKS 公式ストアにてご利用ください。(会員登録後、ログイン状態でご購入ください)

購入はこちら

こうじりゅうじ

1986年生 長野県塩尻市・浄土宗善立寺副住職 Scansnapプレミアムアンバサダー 信州大学大学院工学系研究科を修了後、精密機器メーカーに就職。 メカ系...

プロフィール

関連記事一覧