鉄器とフッ素加工のいいとこどりな岩鉄鉄器のダクタイルパンで料理の味がアップグレードした

美味しい料理を作るには食材や調味料と並んで、調理器具も重要。同じ材料でも道具がよければ、より美味しく作れますからね。
ご紹介する岩鉄鉄器の「ダクタイルパン」は、いつもの料理が数段階、美味しくなる驚きのフライパンでした。
岩鉄鉄器のダクタイルパンとは
「ダクタイルパン(ductile pan)」とは、一体どのようなものでしょうか。
フライパンの素材には、ステンレス、アルミニウム、銅など、様々な種類の金属が用いられますが、岩鉄鉄器のダクタイルパンの素材は鉄。
鉄製のフライパンには、次のようなメリットやデメリットがあるといわれています。
▼鉄製フライパンのメリット
・炒めもののような高温調理に向いている
・丈夫(長く使える)
・鉄分が摂取できる
▼鉄製フライパンのデメリット
・煮物など水分の多い料理には向いていない
・重い
・柄の部分(持つところ)が熱くなりやすい
では岩鉄鉄器のダクタイルパンはどうでしょうか。説明書きによると、特徴は次のとおり。
- 薄くて軽い
- 焦げつきにくい
- 錆びにくい(窒化+酸化処理)
- 洗剤利用可
岩鉄鉄器のダクタイルパンは、鋳型に鉄を流し込んで作る鋳鉄。鋳物は脆いため、強度を高めるために厚みを付ける必要があり、結果的にフライパンを重くする要因になります。
今回と同程度の大きさのフライパンで2kgを超えるものもありますが、岩鉄鉄器のダクタイルパンは1.1kg程度。鍋振りもできる重さです。
このような軽量化が実現できたのは、岩鉄鉄器が70年に渡って工業用製品の生産で培ってきた技術があるからこそ。
錆止め塗装された鉄製のフライパンは、その塗装が剥げないように使い終わったあとは油を塗る必要がありました。
私もそれが常識と思っていましたが、今回のダクタイルパンは独自の表面改質処理(窒化+酸化処理)によってその必要がなくなっています。使用後は洗剤で洗って乾かすだけでよいのだそうです。
このような情報を頭に入れつつ、実際にダクタイルパンを使ってみました。
お手入れ簡単、軽くて使い勝手もよい岩鉄鉄器のダクタイルパン
こちらが岩鉄鉄器のダクタイルパン。余計な装飾のないシンプルな形状がよいですね。
いままでフッ素加工のフライパンしか使ったことがなく、フライパンといえば表面はツルツルしたイメージでしたが、岩鉄鉄器のダクタイルパンは表面にざらつきがあります。
使う前にスポンジに洗剤を付けて軽く水洗い。普段のお手入れもこのようにすればよいとのことなので面倒さはないですね。
ポイント:スポンジを使用すると、ザラザラな面と擦れてスポンジが痛む可能性があります。また、凹凸内部の汚れを掻き出すために「タワシ」がお勧めです。(金たわしは、ダクタイルパンを傷つけてしまうため不可)
今回ご提供いただいたダクタイルパンは上端が直径26cm、底面は20cmのタイプですが、3人家族の私にはちょうどよい大きさ。
軽さ、大きさ、手入れの簡単さなどはわかったので、実力を試すべく、いつもどおりの簡単な炒めものを作ってみました。
いつもの野菜の炒めものや目玉焼きが美味しくなった!
ダクタイルパンに油を投入し、中火で熱をとおしていると、すぐにいつものフライパンとの違いがわかりました。油が全面にまんべんなく広がり、しっかりと定着していくのです。
いつものフッ素加工のフライパンは油をはじいてしまうので、熱した油がうまく馴染みません。
フライパンの上に並べて、じっくり焼きたい食材の場合はいつも手を焼いているんですよね。
でも岩手鉄器のダクタイルパンなら、このようにナスをまんべんなく並べて、むらなく焼くことができます。
驚いたのが火の回りのよさ。油を敷いて、ガスコンロの火をつけると、短時間で煙が出始めたのです。これもいままで使っていたフライパンには無かったことで、熱するのに時間がかかっていました。
熱伝導がよいため、ナスもすぐこんな感じによく焼けます。
えのきは、サッと炒めるだけでしんなり。短時間で火がとおるということは、食材の水分などが抜けてしまう前に調理が終わるということなので、旨味や栄養素も閉じ込められそう。
朝ごはんの定番、目玉焼きもすぐによい感じに焼けました。卵の裏側がカリッとなって、美味しさが増します。
熱伝導率が高いので、一般的なフライパンの感覚で火にかけておくと焦げやすいかもしれませんが、慣れればまったく問題はありません。
フライパン本体と柄の部分が一体化しているので柄が熱くなることに注意が必要ですが、簡単な野菜炒めや目玉焼きを作るぐらいであれば、まったく熱くなりませんでした。
朝は食パンに野菜の炒めものと目玉焼きか炒り卵をいただくことが多いのですが、ナスなどはしっかりと火を通すのに時間がかかっていました。
岩鉄鉄器のダクタイルパンは、火の回りがよいので調理も短時間で終わるし、炭素の遠赤外線効果からか、いつもの野菜や卵焼きがとても美味しくなります。
いつもと同じ料理が、フライパンを変えただけでこんなにも美味しくなるとは本当に驚き。しかしダクタイルパンの実力はこんなものではありませんでした。
自宅で簡単にパラパラチャーハンが!
これまで一度もうまく作れたことがなかったチャーハンが、あっさりと中華のお店のようにパラパラになったのです。
これまで、ごはんに生卵を絡ませてから炒めればよいと聞けば生卵を混ぜ、冷やご飯がよいと耳にしたら冷めたものを使い、あったかごはんが成功の秘訣という情報を得れば炊きたてごはんを使いというように、パラパラチャーハンを求めて手を尽くして来ましたが、満足感を得られたことはなし。
やはり美味しいチャーハンを作るには業務用のガスコンロで熱した中華鍋にたっぷりの油を入れて、短時間で一気に作り上げるしかないという結論だったのです。
ところがダクタイルパンの実力に触れ、これならばチャーハンもうまく作れるのではと思いました。作り方はそれほど考えもせず、熱したダクタイルパンに卵を入れて炒めはじめ、卵の生の部分が残っているうちにごはんを投入。ゲランドの塩(岩塩)をふり、もう少し炒めたら完成。
恐らく熱を伝えやすく保ちやすいというダクタイルパンの特性が、パラパラのチャーハン作りに最適だったのではないかと思います。本当に適当に作っただけで十分な満足感が得られましたが、改めてきちんと作り直せば、さらに美味しくなりそうです。
まとめ
普段、商品を評価するときは改善して欲しい点もきちんと書くようにしていますが、今回のダクタイルパンはお世辞抜きに隙が見つかりません。
無理になにか課題を見つけるなら、フライパンを傷付けないシリコン製の蓋があるとよかったと思うぐらい。まあこれはどこにでも売っているので買えばよいですね。はい、やっぱり無理がありました(笑)
従来の鉄製フライパンの弱点ともいえる重さや手入れの面倒さもなく、すぐに熱がとおるので調理も素早くでき、遠赤効果で料理が美味しくなります。
これまでフッ素加工のフライパンを使っていましたが、コーティングの効果が薄れると焦げ付きがひどくなり、そのたびに買い替えていました。
大きなフライパンを定期的に粗大ゴミとして捨てるのはかなりの罪悪感。一方、鉄器は丁寧に使えば一生もの。大切に使わせていただきます。
今回は炒めもので試しましたが、深さが5cmあるので、カレーや少量の煮物とかにも向いてそうです。まだ試せていませんが、ステーキ肉とかもかなり美味しくなりそうなので楽しみです。
岩鉄鉄器のダクタイルパンは、フッ素加工のフライパンと鉄器のいいとこ取り。自信を持ってお勧めできる素晴らしい製品です。
商品提供:岩手製鉄
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