「ダクタイルパン18cm」で美味しいお肉をじっくり楽しむ!

岩手製鉄さんの「ダクタイルパン18cm」が発売されましたね。
「ダクタイルパン」は22cmと26cmがありましたが、今回は18cmというコンパクトサイズが発売されたとのこと。これを待っていた方はとても多いはず。
さっそく使用感をレポートしたいと思います。
ポイント1:コンパクト鉄器フライパンは今までにないジャンル!
まずはこのサイズ感。
- 上端直径:18cm
- 底面直径:14cm
- 深さ:4cm
- 長さ(取手含):32cm
- 重さ:約580g
これは鉄器を使いたいけど、重そうとか大きそうとか思っている人からするととても良いサイズ感です。特にこの重量は特筆もの。なぜ鉄器でこの軽さが出せるかというと「薄さ」がほかの鉄器と違うから。
従来の鉄器の薄さは4mmから5mmくらいでしたが、この「ダクタイルシリーズ」はなんと1.6mm!
「薄さ」「軽さ」を実現すると同時に「強さ」も兼ね備えた技術がこのフライパンにはぎっしり詰まっているんです。
ポイント2:手入れもほかの鉄器に比べてとてもカンタン!
そして、「鉄器」の場合に気になるのが手入れの問題。特に「シーズニング」という使いはじめや長期保管の際の手入れがとても大変です。
ですが、この「ダクタイルシリーズ」は使う前に空焚き後に、サラダ油を大さじ2~3杯を入れて火にかけるだけ。
そして煙が出てきたらコンロからおろして油をペーパータオルで拭いて完了です。
ちなみに写真をご覧いただくとわかるかと思いますが、IHコンロでも問題なく使用できるのもおすすめポイントです。
ポイント3:そしてなんといってもお肉が美味しく焼ける!!
そして最大のおすすめポイントはなんといっても「お肉が美味しく焼ける。」ということ。
結局はこの理由に尽きると思います。
いくら素敵なデザインでも、技術の結晶でできた調理器具でも美味しく焼けなければ購入する意味がありません。
この「ダクタイルパンシリーズ」は前述の通りとても薄いので火の通りが早いことで調理が手早く開始できます。そして焦げ付きにくいのが大きな特徴。
焦げ付きにくい理由を技術的に解説が公式サイトにありましたので引用しますと、
鋳物表面を固く強靭にする「窒素加工」により、表面に2~3μmほどの細かい凹凸が形成されます。これにより、鉄器表面に対して食材の接触面積が少なくなると同時に、食材と油の馴染みも良くなり、少量の油でもムラなく全体に行きわたるため、「焦げつき」が大幅に抑えられます。
ということ。
つまり目に見えない小さな凹凸がフライパンにあることで、肉が全体にフライパンに当たることなく焼けるということ。たとえるならウレタンの凸凹マットレスに人間が寝ると気持ちよい感触が得られるということでしょうか。(あくまでも個人の感想です)
そしてテフロン加工やフッ素樹脂コーティングのフライパンとの違いは、錆止め塗装だけでなく、焦げつき防止用のテフロンやフッ素樹脂コーティングも不使用ということ。つまり、テフロンやフッ素樹脂コーティングが剥げて体内に入る不安もありません。
というわけで、「ダクタイルパン」をお迎えするためにこちらも最上級のおもてなしを用意しました。
用意したのは松阪牛・神戸牛ステーキ用希少部位3種。ランプ、いちぼ、まるしんの取り合わせです。
このなかからファーストグリルは、いちぼをチョイス。さっそく「ダクタイルパン」に投入。18cmというサイズはまさにこのくらいのお肉を焼くのにちょうどよい大きさ。
そしてひっくり返します。焼き目もちょうどよい感じです。
そして程よく焼けた頃にお皿に取って黒コショウをかけてカットした写真がこちら。
絶妙なミディアムレアになっておりました。
もちろん美味しくいただきましたよ。
油をひく→肉を焼く→ひっくり返す→皿にとる→お好きな調味料で味付けする
これだけでお肉を美味しく感じることができるってとても素敵な体験。
これは普段使いでも良いですし、ハレの日のお肉を焼くときにもおすすめします。
ちなみに、片付けも簡単。万が一焦げ付いたとしてもタワシでごしごし洗うことができるんです。
いかがでしたか。これだけ手軽に使える鉄フライパンは今までなかったですよね。特に今回のコンパクトサイズはステーキを焼くのにもちょうどよい大きさ。
ぜひ皆さんも使ってみてその良さを体験してみてください。参考になれば幸いです。