お手入れもカンタン!鉄鋳物「ダクタイルパン18」

手っ取り早く簡単に、なにかしっかり美味いものを食べたいと思ってね。鶏のもも肉にスパイスを刷り込んで、ニンニクと一緒にダクタイルパンにポンと放り込む。一気に香ばしい匂いがキッチンに広がる。皮面をカリッカリになるまで焼いたら、蓋をして蒸し焼きに。じっくり弱火で中まで火が通ったら、チキンソテーの完成!
岩鉄鉄器さんのダクタイルパンやダッチオーブンは以前から使わせていただいているのですが、今回この18センチの「ダクタイルパン18」が出るってことで。サンプル品を譲っていただいて、自宅での料理に使っています。
この商品シリーズと出会ってから、鉄製の調理器具のイメージがガラリと変わりましたよ。特に、このダクタイルパンは、作り手の思いが詰まっていて、ずっと手元に置いて長く使っていたくなるような、そんな製品です。
鋳造の鉄器でこの薄さと軽さはスゴイ!
鉄製のフライパンのイメージって、重くて分厚くて、頑丈だけど扱いにくいものだと思ってました。こびりついたり、錆びついたりって。メンテナンスも大変だと。
でも、このダクタイルパンに出会って、本当にそのイメージがガラリと変わったんですよ。まず、持った感じのその軽さね。そう、その軽さを実現しているのが、本体の薄さ。何度も試作を繰り返して、ようやくこの薄さにたどり着くことができたそうです。鉄の加工に熟知した、岩手製鉄さんの職人的な技術があったからこそ、この製品が実現したのです。
「百年使えるフライパン」っていうキャッチコピー、まさしくそれだなと思います。
しかも手入れがカンタン!洗ったまま乾かすだけ
ダクタイルパンを火にかけて、どんどん温度を上げていって、もわもわと煙が上がってくるくらいになったら、「どん!」と肉を投入する。冒頭のチキンソテーを作った時も思ったのですが、肉がくっつきにくいのがすごいな、と。この特長もまた、鋳造物のイメージが大きく変わった点。
それと、錆びづらいという点。使い終わったら、普通に洗って、乾かすだけでOK。油を塗ったりとか、面倒なメンテナンスをしなくても、全然大丈夫なんですね。これ、すごいな、と。実際、使ってみると実感しますよ。
独自の、特殊な表面改質処理によって、この錆びにくさを実現しているとのこと。もし料理を焦がしてしまっても、たわしでゴシゴシ洗えます。
ダクタイルパン18でつくるおすすめ料理「シカゴ風ピザ」
さて、ではここでダクタイルパン18を使ってつくれるおすすめの料理をご紹介。今回作るのは「シカゴ風ピザ」です。
このピザは、その名前が表す通り、アメリカのシカゴで広まったと言われるピザのタイプです。その特長は、生地が厚めで、縁が高くなっていること。これが、鉄製のダクタイルパン18でつくるには、ぴったりなのです。
まずは、ピザ生地をつくります。材料はこちら。
- 強力粉 150g
- 薄力粉 50g
- 砂糖 小さじ1杯
- 塩 小さじ1/3杯
- ベーキングパウダー 大さじ1杯
- ぬるま湯 140cc
粉系の材料を全部ボールに入れた後、ぬるま湯を少しずつ投入しながらこねていきます。生地としてうまくまとまるようであれば、140㏄を全部使わなくても大丈夫です。
こねた生地はラップで包み、15分ほど寝かせてください。
ピザにのせる具材はお好みで。
今回私が使ったのは、ベーコン、玉ねぎ、マッシュルーム、ミニトマト、とろけるチーズなどです。これらの具材は、すべて薄くスライスします。
生地を薄く円形に伸ばしていって、オリーブオイルを塗ったダクタイルパンに広げます。
生地の上にピザソースを塗り、さらにその上に具材をのせていきます。
うーん……、調子に乗ってちょっと具材を多くのせぎたか?ま、いいか。
一番上からとろけるチーズをトッピングし、蓋をして弱火にかけます。
焼きあがって、火が通ったら完成です!焼き時間の目安としては、弱火で30分程度。オーブンの場合は、200℃で20分くらいです。
最後にバジルをのせて、シカゴ風ピザの完成!
生地のもちもち感が良いですね。具材もたくさんで、食べ応えがあります。本格的なシカゴ風ピザが意外と簡単につくれたのでびっくり。できたてのピザを自宅で食べられるのは素晴らしいです。
まとめ
ダクタイルパン18は、手入れがしやすく、コンパクトで、日常使いにぴったりなフライパンです。お肉を焼いたり、あるいはピザをつくったり。自宅での料理はもちろん、アウトドアで使うのも良いと思います。「孫の世代まで使ってほしい」という想いが込められたフライパン。私も、この先ずっと長く使っていきたいと思います。