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萬亀楼(まんかめろう)御所ゆかりの有職料理(ゆうそくりょうり)を今に伝える京都の老舗料亭(PR)

専門家のススメ

「京都で本場の京料理を味わう」ってとても素敵な響きですよね。

でも、どんなお店で?割烹?料亭?なんだかハードルも高そうだし料理もお店も選び方が分からない。そんな方も多いのではないでしょうか。

今回、そんな一般市民を代表して(?)、西陣織で有名な京都の西陣地区にある、老舗料亭「萬亀楼(まんかめろう)」さんに伺って、10代目ご主人の小西将清さんにお話をお聞きしてまいりました。

取材協力:萬亀楼

ところで、さらっと「老舗料亭」と書きましたが、そもそも「料亭」とはどういったところなのでしょうか。よく聞く「割烹」となにが違うのか、皆様ご存知でしょうか?

料亭や割烹の定義についてはハッキリした決まりがある訳ではなく、また近年営業形態も多様化しているため、あいまいな部分もあるのですが、料亭は、主に個室でお料理(基本的にコースのみ)やお酒を楽しむ高級料理店のこと。お料理は基本的に仲居さんが運んでくださいます。割烹等の飲食店では板場が客席と同じフロアになっており、接客も板場の方自ら担当されますので、この点がまず大きな違いですね。

また、料亭の各お部屋には、それぞれに季節のお花や調度品が飾られており、お部屋からお庭の景色を楽しめたり、お料理に使われている器も美しい高級品が使われているのが一般的。お料理だけでなく、空間の全てから日本の美を感じることができるよう趣向が凝らされています。

芸妓さんを呼んで京舞等を楽しめるのも料亭の特徴のひとつと言えるでしょう。(※)

※芸妓さんは別料金です

また、お店の紹介をする前に「京料理」についても簡単に説明しておきましょう。

私達は日ごろ何の気なしに「京料理」という言葉を使っていますが、京料理とは京都の長年の歴史によって形成された様々な料理、例えば「禅寺の食事に流れをくむ精進料理」、「茶の湯の席で供される懐石料理」、「宮中の節会等で供された有職(ゆうそく)料理」、「おばんざい等の町方料理」等の総称のこと。

京都の老舗の和食店は基本的に、それらのいずれかの流れをくんでいるのだそうです。京都でお店を探すときには、そういった点も調べてみると、お店選びの参考になりそうですね。

前置きが長くなりましたが、本題に移りましょう。

今回お邪魔した、萬亀楼さんは、江戸中期の享保7年(1722年)創業。初めは造り酒屋(萬屋)として創業し、後に料理屋となり屋号を「萬亀樓」と改めて、約300年となり、現在のご主人で10代目となる老舗。

御所ゆかりの生間(いかま)流式庖丁・有職(ゆうそく)料理を正式に継承しており、朝廷の節会などで供された、御所風のお料理が頂けることで知られる料亭です。

ちなみに「式庖丁」というのは、平安時代から宮中で節会などに儀式として行われていました。ご主人の小西将清さんは、平安時代から御所に伝わる食の儀式「式庖丁」の生間(いかま)流継承者で、三十代家元でもあります(※)

式庖丁

※生間流式庖丁は、元々は平安時代から宮中の料理方を務め、その後も代々の幕府や宮家に仕えた生間家に伝わる流派で、明治時代に時代の変化と共に衰退してしまうことを危惧した京料理界の尽力で萬亀楼の当時のご主人に引き継がれたものです。

お店には信長と家康の会食事の献立や、後水尾天皇の行幸の献立など、生間流に伝わる貴重な資料も残されている。

※ちなみに式庖丁をご予約いただくことで、こちらの巻物をご覧いただける場合もございます。

萬亀楼さんのお部屋は全部で7つ。

こちらは一番大きなお部屋で、ご主人自ら毎日手入れされている和風のお庭に面しています。

こんな景色を見ながらお料理を頂けるのは京都の料亭ならでは。とても贅沢な時間を過ごせそうですね。(※窓からの眺めはお部屋によって異なります。お部屋の指定はできません)

こちらは少人数の会食向けのお部屋です。お部屋のお花等もご主人が生けていらっしゃるそうですよ。

窓からお庭を覗いたところ

萬亀楼さんで頂けるお料理は、全て個室でのコースとなっており、伝統の技法を踏まえ、白木のお膳に始まり華やかに饗される有職料理のコース、伝統を守りつつも現代の新しい感覚も盛り込んだ京料理のコース、またお昼限定で竹籠弁当も提供されています。

有職料理

秋八寸

秋竹籠弁当

基本的には予約制となっていますので、訪問されたい方は事前に予約をなさってくださいね。

ところで、簡単に予約を…なんて言うけれど、「料亭なんて一般人が行けるところではないよね。」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

ご主人によると、昔はビジネス目的がメインだったためそういう印象をお持ちの方が多いのですが、現在では、婚礼を始め、節目のお祝い事など、家族行事や思い出作りで使われる方も多いそうですよ。

特にお昼に用意されている竹籠弁当は、ちょっと贅沢な女子会や、旅行者の方のランチにも人気らしく、料亭初体験の方にも体験しやすい内容となっているようです。

家族の大切なお祝いごとや、京都旅行の記念に、京都の伝統の味と料亭ならではのおもてなしを体験してみるのもとても素敵な思い出になりそうです。京都でのお店探しに迷った時、ぜひ参考になさってくださいね。

また、萬亀楼でおみやげとして好評の、ごはん、お茶漬けのお供「ぶぶづれ」の紹介もぜひ併せてお読みください。

mica

関西在住の40代女性。夫、娘2人の4人家族。 2010年より美容ブログを運営し、コスメの他、旅メディアやグルメ関連のライターとしても活動中です。食器、手芸な...

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