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自分ごと化するタイミングの重要性を県が発信。二分論をグラデーションにした「未病(ME-BYO)」という考え方について

インタビュー

私たちの生活には「健康」と「病気」という考え方がある。

日々の生活の中で、健康でいることはとても重要なこと。働くにしても、遊ぶにしても、何をするにしても心身を健康な状態で維持することができれば、その先には色々な可能性を広げることができるだろう。

「もし風邪をひいてしまったら?」

きっと、ほとんどの方が病院に行ったり風邪薬を飲んだりする。これは、風邪を治して健康な状態に戻すためには必要なことであって別に不思議なことではない。

しかし、よく考えてみると「病気になったから薬を飲む」ことはほとんどの方が行っていることだが「病気にならないように○○をする」という意識はまだまだ薄いのではないだろうか。事実、「風邪を引いたからって仕事を休めない」なんて言う人も多いだろうし「今日はエナジードリンクで乗り切る!」なんて人も過去たくさん見てきた。大半の方が病気になってから「これは大変だ・・・!」「何とかしなくちゃ!」と、考えるのだ。

そこで注目したいのが「未病」という言葉である。

この「未病」に着目し、未病改善につながる商品やサービスをブランド化しているのが、神奈川県だ。

実は、本サイトでも紹介している「AUSIROシリーズ」が、神奈川県公認の ME-BYO BRAND を獲得したということで、未病やブランドについて神奈川県 政策局 ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室 未病産業グループを訪ねお話を伺ってきた。

※本記事の画像は、神奈川県より提供いただいております。

未病(ME-BYO)とは

「未病」とWEBで検索すると、上位に神奈川県のホームページが出てくることにまず驚いた。

人の健康状態は、ここまでは健康、ここからは病気と明確に区分できるわけではなく、健康と病気の間で連続的に変化しており、その状態を「未病」といいます。(神奈川県ホームページより)

「健康」と「病気」という2つの状態の間には、グラデーションのような「未病」という状態が存在する。この考え方は「言われてみれば確かにそうだ」と言わざるを得ない。

また、ここで重要なのは体調だけの話ではなく「心身の状態」ということだ。神奈川県が配布しているパンフレットには、「未病の改善」とは心身の状態の変化の中で特定の疾患の予防にとどまらず、心身を健康な状態に近づけていくことと定義している。「病は気から」とは昔からよく言ったものだが、心も体も連続的に変化するもので、どちらも健康な状態に近づけていくことが重要なのだ。

しかしながら、この未病の状態を自分ごと化することが非常に難しい。

前段でも書いたように、事が起こってから対処しようとする人がほとんどだろう。

そこで神奈川県では、未病を見える化し改善につなげることのできる商品・サービスを県公認の「ME-BYO BRAND」として情報を発信している。

自分ごと化を促進する「ME-BYO BRAND」

病気になってから自分ごと化するのではなく、まだ未病という状態の中で自分ごと化することができれば、病気にならないですむケースも多々生まれてくるはずだ。

「宴会が続いたので、昼食はヘルシーなメニューにする」

「現在の健康状態に関わらず、必ず決まったタイミングで健康診断を受けている」

わかりやすい例でいえば、上記の内容も未病の改善といえるだろう。ただ、この2つの例ですら「いや、自分大丈夫なんで」みたいな感じで、受けていない人も多いはずだ。

神奈川県としては、この未病の改善という取り組みの中で優れた未病関連商品およびサービスを審査し、神奈川県認定ブランドとしてその発展と認知拡大、生活者の方への安心感を届けていきたいとのこと。また、ブランド化だけに留まらず「ミビョウの改善×最先端医療技術の追求」を目的に、この未病という分野に着目し世界で活躍できる日本企業の発見・発信を進めていく所存だと、政策局 ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室 未病産業グループである上西氏が話してくれた。

未病の改善には、行動変容がカギとなる

筆者がこの「ME-BYO BRAND」についてお話を聞いた際に、非常に面白いなと感じたポイントが「県民の意識・行動変容につながるもの」という応募基準。

未病を改善するという大前提がありながらも、改善する技術だけではなく行動変容につながる仕組みも大事にしている。この部分に注目することで ME-BYO BRAND に属する商品やサービスの価値の理解にもつながるのではないかと強く感じた。

ちなみに、ME-BYO BRAND への応募は公募になるため応募要項と審査基準が決められているのだが、その一部を抜粋した。

応募対象:未病の見える化若しくは未病の改善に資するもの、又は県民の意識・行動変容につながるもの

審査の観点:県民の健康に貢献する信頼性(有効性)のみならず、社会システムを変えるという観点を特に重視しています。

※「応募対象」「審査の観点」については、神奈川県配布の「ME-BYO BRAND 認定制度に関する募集要項」より一部を抜粋したもの

2015年5月に最初の ME-BYO BRAND のサービスが生まれてから約4年。2019年11月現在では17件のサービスや商品が同ブランドにて神奈川県から公認を得ている。

ME-BYO BRAND 認定証とAUSIROシリーズ

初めは、未病を改善する技術を持つ企業がブランドに属していたが、今では健康診断結果を提出することで保険料が割り引かれるという分かりやすく行動変容を促すことができる健康診断割引特約を作った保険会社や、本サイトでもご紹介している菌の自己融解・ウイルスの不活化により感染を未然に防ぐことができるAUSIROシリーズなど、より身近で体験しやすい商品やサービスも ME-BYO BRAND の仲間入りを果たしている。

神奈川県が「信頼性」「先進性」「市場性」「将来性」「社会的課題の解決に資するインパクトを有するか」を厳しく審査・評価した ME-BYO BRAND 。県として1つの企業やサービスをプッシュできない立場にあるため、応募は完全公募型になっているが、応募が尽きることはないらしい。

信頼あるブランドとして、県の立場からこれからも新しい視点で発信し続けてほしいと思う。

「未病の改善×最先端医療・最新技術の追求」これが神奈川県としてやるべきことの1つ。ME-BYO BRAND の根底にあるもの、それは日本国内にとどまらずグローバルで未病産業をリードするトップランナーを育て認定するためにできたブランドということです。私たちは、このブランドの認知を広げることによって未病分野で戦う企業や健康でありたいと願う生活者の方々をサポートしていきたいと考えています。

神奈川県としては、県としての活動はもちろんのこと ME-BYO BRAND に属する企業や地域と協力し「体験できる機会」をどんどん増やしていきたいと思っています。

神奈川県 政策局 ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室 未病産業グループ 上西氏

AUSIROシリーズについて

ナノカムAUSIROシリーズ_ME-BYOブランド_2

AUSIROシリーズを手掛ける株式会社ナノカム(ME-BYO Japan2019 にて編集部が撮影)

「ME-BYO BRAND に認定されている商品やサービスは、行動変容を各社独自の視点でアプローチしている」と話す上西氏。

本サイトでご紹介している「AUSIROシリーズ」については、記者発表資料に記載しているので参考にしてほしいということで、資料をいただいた。

この商品は、菌やウイルスの増殖能を巧みに利用した菌の自己融解やウイルスの不活化技術で、感染症を未然に防ぎます。菌を殺す生物毒ではないため、人だけではなく、動物・植物・昆虫にも作用せず生活環境に安心安全を寄与します。

・確かな作用:国際特許技術で認められた防菌・ウイルス不活化技術

・高い安全性:各種の細胞毒性試験、皮膚腐食性及び皮膚刺激性試験をはじめ、目、呼吸器、生殖細胞、癌原性試験など数多くの安全性試験をクリア

・環境にやさしい:生分解性で、土壌に蓄積されません

・効果長持ち:抗菌ナノ粒子が消化酵素で分解されるまで、モノに対しては1っ週間以上、手のひらだと6時間以上の持続効果があります

・耐性菌にも有効:物理的作用のため、薬剤耐性菌にも有効で、新たな耐性菌を生み出しません

取材協力:神奈川県 政策局 ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室 未病産業グループ、株式会社ナノカム

STAMP WORKS 編集部

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