錫のパワーとデキャンタージュ効果!短時間で味わいが変化する「WOO Collective」ボールとカラフェのセット。

今回モニターをさせて頂いたのは、美しい工芸品?とも思えてしまうこちらの品物!!
正体は、台湾の錫工芸文化の再興を目指した女性デザイナーチーム「Woo Collective(ウー・コレクティブ)」によって生み出された、純度100%の「錫」で出来た螺旋状のボールとカラフェです。
パッケージの”物”と言う文字をデザインしたマークもお洒落でステキですね。
そもそも「錫」という材料は、どんな物か?と言うと、抗菌性があり・錆びにくく・熱伝導がよく・加工しやすいやわらかさであり、日本でも古くから利用されていました。
「錫の器に注いだ水は腐らない」などといわれ、特に錫の酒器は「雑味を取り除き、酒の味わいをまろやかにする」ことでも知られています!
このような錫を使った「Woo Collective ボールとカラフェセット」は、錫のパワーとあわせ独自のらせん形状からも、ワインのデキャンティングに最適なひと品と言えるでしょう。
ボール部分を手に取とると、滑らかな曲面が美しく、錫らしい微細な凸凹に風合いを感じます。
では、実際にワインを注いでみましょう。
ボールの滑らかな曲線に沿い、カラフェの側面をワインが静かに広がるため、テクニック要らずで手軽にデキャンタージュが出来ます。
次に、ボールのみを使う方法。
グラスの中にボールを置き、静かにワインを注ぎます。そのまま1分ほど浸します。(同社商品に”マドラー”があり、そちらと同じような使い方です)
テイスティングスタート!
それでは【原酒:ボールのみ:ボール+カラフェ】で、テイスティング開始!!。
使ったワインは、スーパーで手に入るチリ産カベルネソーヴィニヨン。
・原酒
実験用にと購入した500円ほどのワインなので期待していませんでしたが、濃さもありこの値段なら及第点。タンニンの渋みが私には強い。
・ボールのみ
味わいにあまり変化を感じませんでしたが、香りは瓶から注いだ物と比べ、確実に立ってきています。(もう少し長く浸せば味わいも変化したはず)
・ボール+カラフェ
こちらはハッキリとした違いを感じます。華やかな香りと丸い口当たりが加わり、格段に飲みやすく変化。(タンニンが抑えられた)。驚くほど私好みのワインに変身しました。形状により空気に触れる面積増えるのか?錫パワーなのか?は、一概に言い切れないのですが、普段デキャンタージュするよりも”通しただけ”でこの変化はスゴい。抜栓後1時間などと待たなくて良く、飲みたい時にすぐ飲める手軽さも魅力的で、日々の時短にもなります。
デキャンタージュ自体、向き不向きなワインがあります。
特に今回ご紹介した「Woo Collective ボールとカラフェセット」を使うと変化が早く、高級なワインやオールドワインは”個性”と感じられる部分まで、取り除いてしまう心配があるため、使用は控えた方がよいかと。
反対に、若いワインやニューワールドなどの”濃厚で力強いけれど硬いワイン”を開かせるためには、是非オススメしたいです!
このほか、日本酒やウィスキーにも使えるみたいなので、ホームパーティーであれこれ試してみるものいいかも!!ワイワイと持ち寄ったお酒がどう変わるか可能性を探ってみたいですね。
使用後は、台所用洗剤とやわからめのスポンジで洗って乾かすだけと、ふだんのお手入れはとても簡単。
お酒好き、特にワインがお好きな方は、1つ持っていると便利ですよ。
本商品は、現在 STAMP WORKS STORE での取り扱いはございません。