温もりを身にまとう、生毛工房(うもうこうぼう)のダウンジャケット

朝起きて、「あぁ、ゴミを出しに行かなきゃ」と、部屋着の上にダウンジャケットを羽織って外へ出た。首筋をひゅるっと冷たい風が通り過ぎ、慌てて手にしたゴミを置き、ジャケットのジッパーを上げた。ついこないだまで夏だと思っていたのに、あっという間に季節が移り替わる。
ゴミを出して、少し家の近所を歩くことにした。いつもの、隅田川沿いの散歩コース。夜はたまに、ここらへんを走っている。そういえば、次のマラソン大会まであと少しだなと思ったら、急に走りたくなった。
軽くストレッチをして、トントントンとステップを踏んでから、ゆっくりと走り出す。風を感じながら、シューズが地面を蹴る音と、ダウンジャケットのこすれる音がリズムを刻む。徐々にスピードを上げ、全力疾走。限界ギリギリまでダッシュした後、足を止め、肩で息をしながらしばしクールダウン。
ダウンジャケットのジッパーを全開にすると、ひんやりと気持ちの良い冷気が入ってくる。
突然、極寒のカナダで走った時のことを思い出した。その時に、このダウンジャケットがあったら良かったなと思った。
生毛工房(うもうこうぼう)のダウンジャケット
実は今まで、僕はダウンジャケットというものを着たことがありませんでした。「欲しいな」とは思っても、金額が結構高かったり、たまに手ごろな値段のものがあっても明らかにペラペラシワシワで安っぽかったり。なかなか「これだ!」と思うものが見つからないまま。
生毛工房のダウンジャケットを着てみて、「あぁ、僕が探してたのはこれだったんだな」と思いました。びっくりするくらい軽くて、しかも暖かくて、ジャケットを着るというよりも、温もりをそのまま身体にまとうという感じ。ふわりと軽くてまるで着ていることを意識させないんだけど、確実に暖かいという。
さすが、品質にこだわるふとんメーカーがつくった、こだわりのダウンジャケットだな、と。
手袋をしたままでも開閉しやすいジッパー。
ポケットの中が起毛になっているので、手を入れると暖かさが持続します。
袖口のボタンは2段階で調整可能。
マイナス20度の冷凍倉庫でダウンジャケットを着てみたら
このレビューを始めるにあたって、横浜の冷凍倉庫でダウンジャケットを体験するという機会がありました。極寒の倉庫で、実際に着てみる、と。面白いことを考えますよね。
冷凍倉庫の中の温度は、マイナス20度。ちなみに、北海道の釧路や網走といった寒い地方でも、1月の平均最低気温はマイナス10度前後。なので、マイナス20度は相当寒いです。
扉を開いて、冷凍倉庫に足を踏み入れた瞬間「あ、これはアカンやつだ」と思いました。しっかりきっちり寒い。肌が露出している部分はジンジンと寒さが刺さる感じ。そのマイナス20度の世界にしばらくいると、かき氷を食べすぎたときのような頭痛がしてきて、露出している肌がこわばってくる。
おー、さすがマイナス20度!
で、その極寒の環境でこの生毛工房のダウンジャケットの着心地は?
とりあえず、比較のためにジャケット着用と、ジャケット無しとで、両方体験してみたんですね。そしたら、びっくりしました。1枚着るだけでこんなに違うか、と。
もちろん、屋内の風や雪などもない環境での実験ですが、ダウンジャケットのおかげでちゃんと温もりをキープできてる。ジッパーを一番上まで上げると、首回りから空気が逃げないので、温かさがきちんと保てます。
暖房のきいた屋内などで、「暑いな」と感じたらジッパーを下すと温度の調整ができますし、手首のボタンを留める位置が二か所あるので、ゆるめにすると袖からの通気性もアップします。
さらに暑ければジャケットを脱ぐと思いますが、折りたたむと結構コンパクトになるので持ち歩きにもそれほどかさばりません。
ふとんメーカーがつくったこだわりのジャケット
軽くて動きやすく、暖かいダウンジャケット。
これをつくっている生毛工房さんは、「うもうふとん」の会社です。ふとんの暖かさをそのまま、ダウンジャケットにしているということ。ふとんをつくるのと同じ素材を使っているので、質が良く、しかもお手頃価格で提供ができるのです。
「うもう」は、高品質なポーランド産のホワイトグース(がちょう)を使用。ダウンとは、水鳥の羽の部分ではなく、もっとふわふわな毛の部分のこと。うもうふとん同様、このジャケットもダウンが95%使われています。
ふとんメーカーがつくった、こだわりのジャケットということですね。
本商品は、現在 STAMP WORKS STORE での取り扱いはございません。下記のショップでお求めください。
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生毛工房 UMO KOBO ホワイトグースダウン95%使用ダウンジャケット ゆったりモデル (男女兼用/Lサイズ/ブラック) 価格:9,980円 |